
ドル円は直近高値の161円74銭を超え、161円86銭に達しました。これは1986年12月以来のドル高円安水準です。円安が全般に進行しており、豪ドル円は直近高値を超えて、2007年の107円87銭も突破し、1990年以来の108円台に達しています。
株高とリスク選好の流れ
日経平均が500円を超える上昇を見せるなど、株高の動きがリスク選好の流れを強め、円売りを誘発しています。ユーロ円は173円83銭、ポンド円は205円26銭を記録しています。
介入警戒感を意識しつつも、162円への挑戦には慎重な動きが見られます。ただし、ドル高円安の流れは依然として続いており、押し目も限定的な展開です。
ユーロと豪ドルの動向
ユーロは対円では堅調ですが、対ドルではドル買いに押され、朝の1.0750前後から1.0736に下落しました。昨日1.0710を記録した後に反発しましたが、上値は重い状況です。
豪ドルは、朝の豪小売売上高が好調だったこともあり上昇を支えられています。ユーロドルなどがドル高に押される中、豪ドルドルは朝の0.6660台から午後に一時0.6680ドル台を記録しましたが、その後はドル高に押され再び0.6660台に戻りました。