【東京為替概況】9月の米利下げ期待でドル円軟化も、NY休場で動意は限定的

4日の東京外国為替市場で、ドル円は161.14円付近まで軟化しました。昨日発表された米ISM非製造業景気指数が急低下したことや、米新規失業保険申請件数が増加傾向にあることがドルを引き続き圧迫しています。米新規失業保険申請件数の4週間移動平均は今年の最高水準を更新しました。このため、9月の米利下げ開始期待がやや高まりました。ただし、今晩のニューヨーク市場は独立記念日で休場となるため、ドル売りの持続力は限定的でした。5日に米雇用統計が発表されることもあり、一方的な値動きは抑制されました。

ドル円に連動した他の通貨の動向

ドル円の動きに連動して、ユーロ円は173.95円付近、ポンド円は205.51円付近まで軟化しましたが、調整安は限定的です。豪ドル円は108円半ばで推移し、直近高値付近でもみ合いが続いています。