米国市場は独立記念日で休場、手掛かりは明日の米雇用統計に【これからの見通し】

今日は米国が独立記念日のため休場となります。直近のセンチメントは、昨日の弱いISM非製造業景気指数を受けて、年内に2回の利下げが固まりつつあるようです。ただし、データ次第の面があるため、明日の注目指標である米雇用統計の内容を確認する必要があります。

英国総選挙と市場の見方

今日はイベントが少ない中、英国では総選挙が実施されます。事前調査では労働党の勝利が確実視されており、その結果が市場にどのように影響するかが注目されます。崩壊状態にある英医療制度の立て直しが期待されており、財政支出の増加が予想されます。その場合、英債券利回りの上昇を招く可能性があります。8月の利下げ開始が有力視される中、市場の見方に変化があるかを注視したいところです。今日は英DMPインフレ調査(6月)が発表されるため、英企業の最新のインフレ見通しも確認することが重要です。

今後の経済指標と発言イベント

この後の海外市場で発表される経済指標は、スイスの消費者物価指数(6月)、英国の建設業PMI(6月)、英DMPインフレ調査(6月)などがあります。NY市場が米独立記念日で休場となるため、米経済指標の発表はありません。

発言イベント関連では、ECB議事録(6月6日開催分)や、チポローネECB理事のイベント出席などが予定されています。英国総選挙の投票結果や出口調査の報道も確認しておくべきです。