先週末の米雇用統計がやや弱い結果だったため、週明けの東京市場はやや軟調地合いでスタートしました。7日のフランス下院決選投票では、極右国民連合が票を伸ばせず左派連合が一位となり、政治的混迷が続くとの思惑が広がり、リスク警戒の円買いにつながりました。
ドル円の動き
ドル円は金曜日の米雇用統計後の安値を割り込み、昼前に160円26銭をつけました。その後は買い戻しが広がり、一時160円70銭近くまで上昇し、朝の水準に近づきました。160円を割り込む売りには慎重な姿勢が見られました。ユーロドルが朝の下げから戻したことも、リスク警戒後退による円売りにつながりました。
ユーロドルの動き
ユーロドルはフランスの選挙結果を受けて下に窓を開けて始まりました。先週末の1.0840近くから下げて1.0810前後でオセアニア市場をスタートし、一時1.0802をつけました。その後、すぐに1.0830台まで買い戻しが入り、午後には1.0836まで戻しましたが、その後欧州勢の本格参加を前に再び売りが強まり1.0810台をつけました。
ユーロ円の動き
ユーロ円も下げて始まりました。先週末の174円30銭前後から、173円90銭前後へ下げてスタートし、174円00銭を挟んで推移しました。昼にかけてドル円の下げもあり173円52銭をつけましたが、その後は173円90銭前後まで戻しました。