本日の見通し:米CPI次第でドル高円安方向【2024年7月11日】

本日の注目は21時半に発表される米消費者物価指数(CPI)です。ガソリン小売価格の低下もあり、総合指数は前回から小幅鈍化が見込まれています。ただし、コア指数は前回と同水準が見込まれており、エネルギー以外の項目が底堅さを見せているため、予想外に物価が上昇する可能性もあります。そのため、発表までは動きが出にくい状況です。特に、新車・中古車の動向が重要で、6月の米新車販売は販売代理店のシステムトラブルもあり低調でした。

ドル円の見通し

ドル円は162円をトライする可能性がありますが、発表までは161円台を中心に推移する見込みです。

ユーロドルの見通し

ユーロドルは1.08台前半で推移しており、こちらも米CPI次第で大きく動く可能性があります。

ユーロ円の見通し

ユーロ円は175円台に乗せています。ここからの買いには慎重な姿勢が見られますが、押し目が目立たず、上昇を意識する展開です。米CPIの発表までは落ち着いた動きが予想されますが、流れは上方向です。