状況見極めの展開、週後半の米重要指標にも注意【2024年7月22日】

バイデン大統領の次期大統領選撤退表明

バイデン大統領が次期大統領選からの撤退を表明しました。現地時間21日の表明で、相場への影響は今日からとなります。オセアニア市場ではとりあえず様子見となっており、先週末終値前後での推移となっています。

ハリス副大統領がバイデン氏から後継候補に指名され、クリントン夫妻も支持を表明しました。しかし、来月の民主党全国大会での投票は自由投票となり、不安定な状況が続いています。副大統領候補の選定など、今後相場に影響を与える可能性があります。

ドル円の動向

ドル円は157円台を中心に次の方向性を見極める展開です。158円を超えると、先々週の介入以降続いたドル安円高の意識が一服する可能性があり、重要なポイントとなります。上値の重さを確認したいところです。

週後半の米重要指標

今週後半には米第2四半期GDP速報値や6月の個人消費支出(PCE)価格指数の発表が予定されています。それまではやや動きにくい状況が続くかもしれません。

ドル高円安となった場合の介入警戒感は継続中であり、レートチェックなどの不安定な動きにも注意が必要です。

ユーロ円とユーロドルの動向

ユーロ円は170円前後の堅調さが意識され、買いが入りやすい地合いです。しかし、ドル円が158円手前で上値が抑えられると、173円トライは難しく、172円台中心の推移が予想されます。

ユーロドルは1.0900を挟んでの推移が見込まれます。